隙あらば自分語り

140字では書き切れないあれこれ

映画館巡りの記録《前半・シネコン編》

 

久々の更新。

映画公開から怒涛の毎日が終わり、ようやくまとまった文章を書く気力が戻ってきた。振り返れば年始から仕事も慌ただしく、心から休息を取れたと思えた日が無かったような気がする。

 

MOONAGE DAYDREAMの公開から約1ヶ月。映画館のホームページに掲載される上映終了の文字に怯えながら、毎週どこかの映画館に出没していた。途中からは映画館通い自体が楽しくなってきたため、各映画館の特徴など備忘録がてら紹介していきたい。

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1.TOHOシネマズ西宮

公開初日は絶対にここで観ると決めていた。大好きなBowieさんを、地元のスクリーンで観られるなんて。去年導入されたばかりのIMAXレーザーをMOONAGE DAYDREAMで初めて体感することになろうとは、なんたる贅沢か。

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映画館に着いてIMAXシアターを目の前にすると、ずっと待ち続けて、やっとBowieさんに会えるんだと胸に込み上げてくるものがあった。

通常のIMAXとレーザーの違いがよく分からないまま鑑賞したが、どうやら画質も迫力もパワーアップした進化版IMAXだそうだ。

目も耳も心もすべてDavid Bowieで満たされる空間が幸せでたまらなかった。映画を観終わった直後に書き溜めたメモを見返していたのだが、興奮と余韻でまともな文章になっていなかった。

 

2.OSシネマズ神戸ハーバーランド

公開初日は2回観に行った。本当はIMAX上映が観たかったのだが、スケジュールが上手く組めずumieに入っているOSシネマズへ。ここは都市部のわりに落ち着いて観られる映画館なので、何度か来たことがある。

通常上映ではあるが、公開初日だったため大きなスクリーンで観ることができた。

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何度見てもこのメインビジュアルが美しい。

映画を観た後は、体力(主に腰と尻)と気力がごっそり持っていかれるので、MOONAGE DAYDREAM公開期間中は、外食贅沢をしまくろうと思っていた。

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神戸の港を眺めながら、初日の初回上映を終えて放心状態のまま食べたケーキ。サービスで付けてくれたホワイトチョコが美味しかった。

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初日を終えて、21時前にありつけた晩ごはん。最近クリーム系のパスタより、魚介たっぷりのパスタが好きになってきた。

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帰り道、umieの観覧車がMOONAGE DAYDREAMのメインビジュアルの色と似ている!と思って撮った写真。怒涛の一日が、ようやく終わった。

 

3.TOHOシネマズ梅田

通える範囲内の映画館では唯一のDolby Atmos上映。今まで特別上映はIMAX推しだったが、改めてDolby Atmosの音響の良さを知ることができた。

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スクリーン入口前のリッチな外観が好き。

どの回もレイトショーで観たので、ウトウトした記憶が思い起こされる。半分夢見心地で観るMOONAGE DAYDREAMは最高だった。今振り返って、どの瞬間に戻りたいかと聞かれれば絶対にTOHOシネマズ梅田でのレイトショーと答える。

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定時退社後、映画前に爆速ですすった沖縄そば

ライブシーンの音響は、目を閉じればライブ会場に立っているかのような臨場感で、鳥肌が止まらず自然と涙が出た。

 

4.109シネマズ大阪エキスポシティ

関西で唯一IMAXレーザーGTが導入されている映画館。MOONAGE DAYDREAMが公開されると決まった時、まさかこのシアターで観ることができるとは思っていなかったので、本当に嬉しかった。

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まず入って驚くのは、スクリーンの大きさと座席の位置。高さ18m×横幅26mの巨大スクリーンで、A列をビルの1階とすると最後列にあたるM列はビル6階に相当する。おすすめは最後列ド真ん中。映画館の感想としてまず出てこないであろう、"景色が素晴らしかった"。

そんな場所で2時間強 David Bowieを拝めたので、もうシネコン巡りに関しては悔いがないと思った。音圧も素晴らしく、スクリーンが大きいので大冒険をしている気分で、まさにブレット・モーゲン監督の言う「映画体験」だった。

 

5.TOHOシネマズ二条

関西に住んでいるからには、絶対に京都で映画を観たかった。桜の季節、大混雑の京都駅から5分ほどで二条駅に到着。駅から徒歩30秒の距離にあって迷わず辿り着けたから有り難かった。

平日だったこともありロビーも落ち着いていて、兵庫や大阪の映画館とは少し雰囲気も違う気がした。

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写真が撮れれば良かったのだが、各スクリーンに向かう通路の床が一部ガラス張りになっていて、その下に小さな枯山水があった。うおー!京都来たー!と思った。

通常のIMAX上映だったが、Bowieさんの愛した京都で映画を観られて幸せだった。記憶に残っているのが、前の方に外国人の家族がいて、上映前も上映後も楽しそうに会話していたこと。どこの国の人だったんだろう、何を話していたのだろうと、帰りの電車に揺られながら考えていた。

 

6.TOHOシネマズなんば

シネコン編最後はTOHOシネマズなんば。ボヘミアン・ラプソディが公開された頃からなんばのIMAXには絶大な信頼を置いていたので、今回も外せない劇場だった。

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二条と同じく通常上映ではあるが、大阪の中心ということもあって、どの回も一番人が入っていた。若い人も多かったな。

全国的にIMAX上映が終了する4月13日、レイトショーにも関わらず大盛況だった。上映が終わって場内が明るくなった時に、自然と拍手が起こった。David Bowieがこんなにも愛されているんだと、初めて生で実感出来た気がして嬉しかった。

 

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長々としたレビューだったが、伝わっただろうか。短い期間の中で、行きたいと思っていた映画館をすべて制覇できたのでもう思い残すことはない。

TOHOシネマズのような大きな映画館でBowieさんに会えたことが本当に嬉しかった。リアルタイムで追えなかったからせめて映画の中ででも会いたい、という夢を叶えてもらった。

 

以上、前半・シネコン編でした。後半のミニシアター編は、6月頃に更新しようかな。GWもすでに予定を立てているので楽しみ。映画館はいいぞ!

それでは、また次の記事で。