David Bowie語り《5》
2023年3月24日。
いよいよ明日、映画『MOONAGE DAYDREAM』が公開される。どれだけこの日を待ちわびて、目標にしてきただろうか。
ドキュメンタリー映画が公開されることが発表されてから約1年、あっという間だったように思う。
私がBowieさんを知ったときには、Bowieさんはもうこの世に居なかった。それでも、音楽を聴くと、すぐ側に居るような気がしていた。
Bowieさんに会いたいという夢は叶わないけれど、いつかその音楽を存分に聴くことの出来る機会が来ればいいなとずっと思っていた。
映画の公開が2023年3月だと分かってからは、それまでに何か一つでも成し遂げようと資格の勉強を始めてみたりもした。
とにかく半年間ずっと、MOONAGE DAYDREAMのことばかり考えていた。
以前にも書いた内容ではあるが、多忙を極めるとBowieさんの音楽を聴けなくなる現象が度々起きる。これは別に音楽に飽きたとかではなく、まったくの逆で、好きすぎるからこそ心に余裕のないときには聴きたくないという気持ちになるからである。
年度末で色々と切羽詰まってきているので、今月はほとんど音楽を聴けていない。しかし「空腹は最高の調味料」という言葉に倣えば、音楽を聴けていない状態だからこそ、映画を存分に楽しむことが出来るのでは、と前向きに捉えている。
MOONAGE DAYDREAMメインビジュアルが発表されたとき、私のイメージするDavid Bowieの色とぴったり合っていて、あまりの美しさに溜め息が出た。
思わず記念にネイルチップを作ってしまった。我ながら、満足いく作品が出来たので嬉しい。
映画館でDavid Bowieに会える。
今まではセリアズやジャレス、ジギーに会いに行っていたけれど、ようやくDavid Bowieに会えるんだなと思うと嬉しくて嬉しくて。
出来るだけ長い間、上映されますように。
そして、David Bowieと新たに出会う人が増えますように。
それでは、また次の記事で。