隙あらば自分語り

140字では書き切れないあれこれ

Happy Birthday David Bowie

 

2023年1月8日は、世界でいちばん大好きなDavid Bowieの76回目のお誕生日。

まだ出会って1年半ほどしか経っていないから、浅い文章になってしまうことはご了承いただきたいが、Bowieさんに伝えたいことを書いていこうと思う。

 

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David Bowieさんへ

 

お誕生日おめでとうございます。76年前、地球という星に生まれて、たくさんの宝物をこの世に残してくれてありがとう。好きなところがいっぱいあるので、一つずつ書いていきます。

 

何よりも、Bowieさんの作る音楽が大好きです。

映画で一目惚れして、初めて聴いたBowieさんの音楽に衝撃を受けました。心に直接音がなだれ込んでくる感覚は、今までに経験したことがありませんでした。言葉の壁なんて忘れてしまうほど、Bowieさんの音楽は優しくて力強い。辛い時期を乗り越えて元気になれたのは、間違いなくBowieさんの音楽があったからです。

この世に存在する曲には残念ながら限りがあって、全てを聴き終えたら何かが終わってしまう気がして、ゆっくりしか追えていないけど、新しい曲に出会うたびに言葉にならない喜びや感動があります。Bowieさんの音楽を聴いている時がいちばん幸せです。多幸感で溶けてしまいそうになるほど、足りないものを満たしてくれるのです。

音楽的な批評は散々されているだろうから、私が感じたことだけを。Bowieさんの音楽はどれも鮮やかで、聴いているといろんな光景が浮かんできます。私が生きていなかった時代に連れていってくれます。アルバムごとに、曲ごとに、まったく違う世界を見せてくれるから、何度聴いても飽きません。高い声も低い声も、難解な歌詞も独特のメロディも、何もかもが大好きです。

 

それから、Bowieさんのビジュアルが世界一好きです。

きっかけは戦場のメリークリスマスの最初のカットでした。完全なる一目惚れで、今まで追い求めてきた理想を具現化したようで、運命かと思いました。

麗しき青年時代も、キャリアを語る上で象徴ともいえるスタイルを確立した70年代前半も、この世に存在するとは思えない美しさの70年代後半も、王道金髪スーツで大観衆を沸かせた80年代も、再びピアスをつけてギラギラしている強めな90年代も、穏やかでありながら色気が増した00年以降も、全てが魅力的で目が離せません。

でも何よりも、Bowieさんの笑顔が大好きです。

俳優としてのBowieさんもまた、挙げきれないほどの魅力を感じます。台詞がないところでも視線や仕草が美しくて、夢と現実の狭間にいるような気分になります。David Bowieだということを忘れてしまうほど、見入ってしまうのです。

 

そして、Bowieさんの生き方が好きです。

まだ"David Bowie"のほんの一部しか理解出来ていないと思っているから、これに関しては勉強が足りないなというのが本音です。

でも、常に新しいことに挑戦し続けて、どんなときも音楽と向き合ってきたBowieさんの生涯は、一生かけて追っていきたいと思っています。

今年はMoonage Daydreamが公開することもあり、また新たなBowieさんを知ることができると思うと楽しみで仕方ありません。

 

最後に、叶うならば、あなたに会いたい。

でも、会えなくても音楽や映像や言葉にたくさんの幸せを貰っているから、それだけで充分幸せです。Bowieさんなしの人生はもはや考えられなくなりました。一生離れられる気がしません。Bowieさんと出会って、ようやく私の人生が始まったような気がします。

改めて、お誕生日おめでとう。Bowieさんと出会えて本当によかった。これからもずっと大好きです。

 

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色々書いていると、忙しい日々の生活で頭の隅に寄せておいたBowieさんへの想いが湧き上がってきた。

私はBowieさんがいなくなってからのことしか知らない。未だにファンだと言うのを烏滸がましく感じることもある。でも、ただどうしようもないほどDavid Bowieが大好きで仕方ない。

 

David Bowieは終わりのない永遠である」

その永遠の一部に、少しでも長くいられますように。

1947.01.08 → 2023.01.08