隙あらば自分語り

140字では書き切れないあれこれ

2022年を振り返る

 

晦日

海外ではNew Year's Eveと呼ぶそうですが、日本の"大晦日"は"一年の最後の日"という意味。新年を迎える前に、今年一年を振り返っていきたいと思います。

 

冬(2022年1月〜3月)

年初はずっと寒かった記憶がある。それを吹き飛ばすかのように、David Bowie生誕75年をお祝いする催しが各所で行われた。

 

TOWER RECORDS CAFE 渋谷店とのコラボが記憶に強く残っている。まさかカフェのためだけに関西から東京へ遠征することになるとは思わなかったが、貴重な機会に運良く行ってこれて幸せだった。

Bowieさんの写真で埋め尽くされた店内で、80年代の映像を涙目で観ながらコラボフードを味わい、余韻で意識が遠のきながら歩いた夜の渋谷の景色は一生忘れないと思う。

 

それから、映画『Ziggy Stardust』の公開。これも大きな出来事の一つだった。ジギーとは何なのか、70年代前半のDavid Bowieがこれほど神格化されている理由はどこにあるのか、ようやく知ることができると楽しみにしていた。

映画はもう圧巻だった。瞬く間にジギーの虜になった。初見時に泣きすぎてフラフラになりながら帰ったのが懐かしい。映画館に行けばジギーに会えるから、時間の許す限り足を運んだ。

 

この時期あたりから、私は一生David Bowieから離れられないのだろうなと確信していくのであった。

 

春(2022年4月〜6月)

新生活が始まり世間が慌ただしくなる春。ここ数年は春が来るのが苦しかったのだが、数年ぶりに桜を見ても憂鬱にならなかった。

Bowieさんの音楽を聴いて新緑と初夏の陽射しを感じながら、いろんな場所に行った。

1月から公開されていた『Ziggy Stardust』もようやく見納めだ。数ヶ月間、行ったことのない映画館や普段なら縁のないミニシアターを巡ることができて楽しかった。またいつか、映画館でジギーに会えたらいいな。

 

6月下旬から1ヶ月間、京都の美術館「えき」で鋤田正義さんの写真展「時間~TIME BOWIE×KYOTO×SUKITA」が開催されることになった。

Twitterで出会ったフォロワーさんと一緒に観て回って、Bowieさんのあれがいいこれがいいと語り尽くした時間は今思い出しても最高の時間だった。嬉しかったなあ。また、会いましょう!

 

夏(2022年7月〜9月)

うだるような暑さがやってきた。

7月下旬、私は北海道にいた。長年追いかけている大泉洋さんの事務所が主催する、2年に1回のイベントに参加できることになった。

初めての夏の北海道、2年半ぶりに降り立った新千歳空港。ずっとずっと来たかった場所にまた戻ってこれて嬉しかった。

エンターテイメントは不要不急だと言われた時期を越えて、全身で感じるライブの熱量、キラキラした空間。感無量だった。

 

8月のお盆は、1年ぶりに『戦場のメリークリスマス』を観る機会に恵まれた。私がBowieさんと出会ったのも8月で、戦メリがきっかけだった。

久々に大画面でセリアズを観て思わず泣いた。これからどんな作品に触れようとも、セリアズを超える存在はいないはずだ。いずれ劇場で観られなくなるというから、その姿を目に焼き付けてきた。

 

8月の下旬からTwitterと距離を置いて、数年ぶりに勉強を始める。2022年を振り返ってこの時期はターニングポイントになったように思う。

 

秋(2022年10月〜12月)

起伏のない、穏やかな秋だった。

これからのことを考える時間が増えて、自分が目指すべきところや何を大事にしていきたいのかがはっきりしてきた。

試験を終えて、繁忙期を越えて、そして年の瀬を迎える。

12月には、長年愛してやまないドイツ映画『Knockin’ on heaven’s door』を劇場で観ることができた。これは今年でいちばん嬉しかったことかもしれない。いつまでも大好きで、ずっと心に残り続ける名作。いつのまにか主演のTil Schweigerにのめり込んでしまったことは、予想外だったが。

 

2022年、総括。

2021年は挫折と回復の一年だったが、今年は一歩前進できた年だったように思う。年を重ねることを怖がらずに、これからも挑戦を続けていきたい。

今年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いします。良いお年をお迎えください。

 

それでは、また次の記事で。