旅行記:名古屋
長かった秋が終わり、ようやく冬が到来しましたね。グラコロが美味しい季節になりました。
さて、ようやく資格の試験が終わったので、ご褒美も兼ねて先日名古屋に行ってきました。ジャニオタ時代は年末ナゴヤドームに居るのが毎年恒例でしたが、そういえばちゃんと名古屋を観光したことがありませんでした。
とても楽しかったので長くなりますがお付き合いください。
名古屋城
とりあえず名古屋城には行っておくかと、あまり何も調べずに予定に組み込んでおいた。早めの新幹線に乗って、10時前に到着した。
静かな敷地内を歩き進めていくと、城の全貌が見えた。あとで調べたことだが、日本では大阪城の次に大きいらしい。天守閣の中に入ることが出来なかったのが残念だ。
肉眼では見えにくかったが、一眼レフで撮影すると確かに天守閣には金のしゃちほこが乗っていた。
城の周りを歩いていると、春と秋限定で公開されているという茶室を見つけた。靴を脱いで畳の部屋に上がる。
古き良き家屋に、興奮とわくわくが止まらない。薄暗い廊下や木造の天井、何時間でも居たくなるような空間だった。茶室から覗く、苔の茂る庭もまた趣がある。
庭にあったししおどしがいい感じに撮れた。
最近は観光地に行っても人混みでごった返している場所はそそくさと退散して、こういったゆっくり落ち着ける場所を探してしまう。
小腹が空いてきたので、名古屋城の敷地内にあったきしめんのお店へ。
関西人なので薄口の出汁が出てくるものと思っていたが、名古屋のきしめんは濃口出汁か!初めて食べる本場のきしめん、平たい麺が濃い出汁と絡んでめちゃくちゃ美味しかった。
あっという間に食べ終わり、最後に本丸御殿へ。復元されたものとはいえ、あまりの美しさに終始目を輝かせながら観覧した。
写真で伝わりにくいが、本物の金色から感じるパワーは凄い。襖や天井に細かい装飾が散りばめられていて、ずっと観ていても飽きなかった。このような荘厳な空間で、教科書に載るような歴史上の人物が日常を過ごしていたのか。
高校時代は世界史選択だったため日本史の知識が浅く、もっと勉強しておけばよかったと後悔するほど見どころで溢れた名古屋城であった。
名古屋港水族館
名古屋城を後にして、次は地下鉄で名古屋港を目指す。最近水族館巡りにハマっていて、ずっと前から気になっていた名古屋港水族館へ。
名古屋港着。かつて行った横浜や広島を思い出す港。南極観測船ふじや、愛知県警の船などが停泊していた。
落ち着いて楽しみたいと思っていたところ、修学旅行生と思われる団体に巻き込まれそうになったので、いったん水族館の向こう岸にある名古屋海洋博物館を見学することにした。
税関や検疫の仕事が紹介されていたり、船の操縦席を体感できたり、名古屋港をあらゆる角度で知ることのできる施設だった。
思いがけず、水族館に行く前にとても有意義な時間を過ごすことができた。
満を持して名古屋港水族館へ。北館がシャチやイルカなどが観られるエリアで、タイミング良くシャチのショーが始まるところだった。
初めてシャチを見たが、どっしりしていてとても可愛かった。日本の海にも生息していて、2000年には名古屋市にある堀川にも来たことがあるそうだ。
飼育員さんと意思疎通して、技を華麗に決めていくシャチさん。
たくさん写真を撮ったなかで、奇跡的に綺麗なジャンプの瞬間を納められたので嬉しい。
ジャンプするたび前列で観ている人に大量の水がかかるので、くれぐれも気をつけてくださいと何度もアナウンスしていたのが面白かった。
ショーが終わり、南館へ移動する。大迫力の真鰯の大群がお迎えしてくれた。
さて、名古屋港水族館に来た最大の目的は、国内でも珍しいコウテイペンギンに会うこと。
昔からペンギンが大好きで、小学生の頃はペンギンの漫画を描いていた。海遊館でオウサマペンギンは何度も見たことがあったが、実はコウテイペンギンを見るのはこれが初めてである。
ドキドキしながらペンギンエリアに足を踏み入れると…いた…!
オウサマペンギンよりもお腹が肉厚で、めちゃくちゃ可愛かった。オウサマペンギンとの違いは首の柄や色で見分けがつくそうだ。
どの種類のペンギンも可愛すぎて、15分くらい居座ってしまった。良い写真が撮れて、重たいカメラを持ってきた甲斐があった。
2時間たっぷりかけて館内を見てまわり、お土産を買って名古屋港を後にした。
名古屋駅に戻って、天むすとひつまぶし弁当を購入。ご当地グルメもしっかり味わって、最高の名古屋旅となった。
行ったことのない、誰も自分のことを知らない土地で気ままに旅をするのは本当に楽しい。来年は広島や福岡に行きたいと思っているが、未踏の地である北陸や東北もいつか訪れたい場所。
密かな人生の目標が、生きているうちに47都道府県を制覇することなので、毎年少しずつ攻略していきたい。
それでは、また次の記事で。