朝、寝ぼけながらボーッとInstagramを見ていた。雑貨がどれも好みなので以前からフォローしているFrancfrancのアカウントが、クリスマスオーナメントの販売を開始すると投稿していた。
まだハロウィンも終わっていないのに気が早いな…などと思いながら写真を見ていると、ある違和感に気づいてしまった。
一瞬で目が覚めた。見覚えのあるものがクリスマスツリーに吊るされている。真っ赤な髪と奇抜なメイクに、山本寛斎デザインのスーツ。どこからどう見ても、これはジギーではないのか？
慌てて《Francfranc ボウイ クリスマスオーナメント》でGoogle検索する。どうやら本当に発売するようだった。
それならば、さらに謎は深まった。映画Moonage Daydreamの日本公開は、来年の３月だぞ、と。
なんの前触れもなく、突然Francfrancの公式Instagramに現れたものだから、最初David Bowie公式かと思った。こうなっては、Francfrancの商品開発担当者に熱いDavid Bowieファンがいるに違いない。
偶然にも今日はFrancfrancが入っているショッピングモールに行く予定があったので、様子を見にいくことにした。
い、いたーー！煌びやかなオーナメントの中に、明らかに異色なやつが混ざっていた。面白すぎる。
まあ買いますよね（ジギーの首を絞めるな）。クリスマスオーナメントでこの２体だけをレジに持っていく20代女性の怪しさったらない。ご自宅用ですか？と聞かれたので勿論はいと答えたが、これをプレゼントすると考えても誰にあげるんだよと思われそうだ。
このような偶然は、今に始まったことではない。Bowieさんを好きになってから、何度も"もはや怖い"と思う偶然に遭遇している。
先月、美術館にとある絵の展示を観に行った。様々な国の作家さんの絵が展示されていて、穏やかな時間が流れていた。
一枚一枚じっくり観ていると、それは突然現れた。いる…David Bowieがいる…。
https://www.instagram.com/p/CQqDTdohzKB/?igshid=YmMyMTA2M2Y=
↑上記リンクから実際の絵が観られます。
本当にびっくりして、一瞬で体温が上がり、心臓がバクバクした。これほどまで驚いたのは、去年も同じ展示で、別の作家さんのBowieさんが紛れ込んだ絵を観ていたからだ。
来る前に去年のことを思い出して、まさか２年連続はないだろうと思っていた。
これは偶然なのだろうか。それとも。このような偶然に遭遇すると、なにか意味のある事象なのではないかと錯覚する。
色々書いていると、忙しい日々の中で頭の片隅に寄せておいたBowieさんへの想いが湧き上がってくる。また別の記事で、ひとり煮詰めたBowieさんへの感情を書き留めておこう。
ああ、今日もDavid Bowieが大好きだ。
余談：Holy Holy (2020 Mix) に激ハマりしている。Cat PeopleやTimeに並んで、聴くだけで雄叫びを上げたくなるほど好きな曲になった。ドロドロ地を這うようなイントロが良すぎる。曲の雰囲気がちょうど今の季節（ハロウィン）ぽい。
やっぱり70年代前半の声、好きだ…。74年以降は滅多に聴くことのできない、甲高い声。どの時代をとっても"期間限定"なBowieさんのアーティスト人生に、いつまでも魅了されるのだ。
それでは、また次の記事で。
