隙あらば自分語り

140字では書き切れないあれこれ

水曜どうでしょうキャラバン in 兵庫県加東市

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このタイトルだけ読んでも何のことか全く分からないかと思います。なので、水曜どうでしょうとは何ぞや、そしてそれにハマったきっかけから書いていきますね。

 

伝説の北海道ローカル番組

水曜どうでしょう

1996年に放送を開始。出演者は今や国民的俳優の大泉洋さんと、所属事務所の社長鈴井貴之さん、それからディレクターの藤村さんとカメラマンの嬉野さん。たった4人だけで構成された北海道のローカル番組。

 

ローカル番組のゆるさは全くなく、旅でも企画でも常に予想だにしない展開になるのが見どころ。どこの国に行くか知らされていないのでとりあえず夏の装いで来たら行き先は北欧だったり、移動の夜行バスが過酷すぎてケツの肉が取れる夢を見たり。

そんな過酷な状況から生まれたハプニングや名言は数知れず、Twitterで見かける「またしても何も知らない大泉洋さん(23)」は、水曜どうでしょうが出典元である。

 

そんなとんでもなく面白い番組が北海道に存在するらしいという噂は、じわじわ全国に広まっていき、次第に道外でも放送されるようになった。

2002年にレギュラー放送は終了するものの、単発企画で数年おきに旅をしたり、いまだ根強いファンが全国に居ることから、定期的にイベントも開催されている。地方ローカル局制作の番組で、これほど長く愛されているものは他にないと思う。

 

2015年、夏。

当時大学生だった私は暇を持て余しており、いつものようになんとなくニコニコ動画を観ていると、面白そうな生放送が配信されていた。《水曜どうでしょう サイコロの旅》

1から6に指定された行き先を、サイコロを振って決める。今居る場所が北海道だとして、仮に沖縄が出たとしてもそこに必ず行かなければならない。それを繰り返して最終的に札幌に帰る、という企画だった。

観てみると若かりし大泉洋さんが出ていて、この人昔こんなことやっていたのかと、あっという間にハマってしまった。極限状態で愚痴りまくりながら旅をする、こんな面白いものはない。

水曜どうでしょうきっかけで、"俳優の大泉洋"も気になり始め、映画やドラマや舞台を観ているうちに大好きになったという話は、話すと長いのでまた別の記事で書きます。

 

水曜どうでしょうキャラバン

水曜どうでしょう』を愛してやまない人たちのことを『藩士』と呼ぶ。

そんな藩士が集う場として、2014年から東北を始め全国各地をディレクター陣が回る『水曜どうでしょうキャラバン』が開催されている。

 

ようやく本題に入ります。

兵庫県加東市兵庫県民とはいえ、こんな機会がなければ滅多に足を運ばない場所。開催が4年ぶりということで、まるで遠足に行くかのようにワクワクしながら電車を乗り継いで、昼前に到着した。遠かった〜。

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着いていきなりonちゃんに会えた!(onちゃん水曜どうでしょうの放送局、HTBの公式マスコット。道民で知らない人はいない。)

とりあえず昼ごはん。食べたいと思っていた播州ラーメン。醤油スープがめちゃくちゃ美味しかった。

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昼過ぎから、水曜どうでしょうを愛してやまないアーティストの方々のライブが始まり、フェスっぽくなってきた。

『日本の米は世界一』『はたらきたくない』でお馴染みの打首獄門同好会さんも参加していた。2019年に札幌で観て以来3年ぶりだったので、久々に曲が聴けて嬉しかった。

 

夕方になって曇り空から晴れに変わってきた。芝生にはやっぱり青空が映えるね。

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唐揚げ最高ー!こういう時に食べるいわゆる"フェス飯"はなぜこんなに美味しいのか。ライブをまったり観ながら、とてもとても良い時間が過ごせた。

 

会場の最寄駅の電車が1時間に1本しかなかったので、ライブの余韻に浸る間もなく帰りのバスに乗り込んだ。車窓から見えた田んぼが、夕陽に照らされてとても綺麗だった。

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ああ、楽しかった。また来年も兵庫県での開催があればいいな。水曜どうでしょう関係のイベントは、終わったあとの余韻含めて大好きだ。

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水曜どうでしょう』と、ちょっとした遠出の話でした。

それでは、また次の記事で。