David Bowie語り《1》
10月になりました。やっと秋らしい日も増えてきた今日この頃ですが、それでも関西はまだ暑いです。
締切に間に合わせないといけない課題が片付いたので少しホッとした。とはいえ、ここからどれだけ本気で勉強できるかが勝負なので、引き続き気を抜かずに頑張ります。
表題の『David Bowie語り』。これ地味に昔からやりたいと思ってたんよね。日々の纏まらない感情を定期的に文章にして書きとめていこうと思う。
WALKMANを新調した
音楽ひとつ聴くのにもその時のメンタルの調子によることが多いので、最近はあまり聴けていなかった。"会話"だと比較的どんな気分のときでも聴けるので、YouTubeに上がっている芸人さんの漫才やコントの音声をBGMに通勤していた。
が、先日10年ぶりに新しいWALKMANを買った。昔からiPad派ではなくWALKMAN一択で、音楽機器に関してはSONYに絶大な信頼を置いている。
どのモデルを買おうか調べてみると、SONY、WALKMAN売る気ある…?といった、なんとも言えないラインナップだったが、音楽以外の余計な機能を削ぎ落としたA50シリーズを購入した。生産自体はすでに終了してしまった2018年モデルで、ハイレゾ音源に対応しているらしい。
届いて初期設定をしてみるも、10年前のモデルと比べて音質の設定が難しく手間取ってしまった。
なんとか好みの音質に設定できたので、CDとして持っているZiggy StardustとHunky Doryを入れてみた。さすがSONY、iPhoneよりも奥行きがあって音が綺麗だ…!
ノイズキャンセリング機能を使いこなせば、より近くでBowieさんが歌ってくれているように感じる。
早くこのWALKMANにたくさん曲を入れたい。ライブ音源とか入れまくりたい。タワレコやディスクユニオンに行くことが、一段と楽しくなりそうで嬉しい。
サブスクや配信が主流の世の中だけど、やっぱり店頭でCDを手に取ってレジに持っていき、家に帰って取り込んで聴くという、原始的な音楽の楽しみ方はいつまでも大切にしたい。
Tin Machineを聴く
1ヶ月1アルバムなんとか継続しています。今聴いてるのは Tin Machine II。率直な感想としては、、耳に残る曲が少ない。歌っているのは確かにBowieさんだけど、どこか別の人の曲に聴こえて、David Bowieらしくないというか。
(ここでDavid Bowieらしさとは具体的にどういうことだろう?と考えたが、うまく形容出来なかった。そもそも、目まぐるしく変遷するBowieさんの音楽に"らしさ"があるのかという疑問が出てくるが、少なくとも私はBowieさんの音楽を聴くと"これだよこれ…!"と思う。)
それと、ドラムの音が軽くて少し騒々しく感じる。楽器の知識は皆無だけど、ドラムひとつとっても好きな音とそうでない音があるんだなと、これは新しい発見だった。
一方で、好きな曲も見つけた。
収録された12曲の一番最後の曲、"Goodbye Mr.Ed"。爽やかなイントロから始まって、終始爽快感を感じられる曲。朝とか夏の海辺で聴きたい音。私が好きな優しいBowieさんの声。
このアルバムを出したときにはその先のことなんて分からなかっただろうけど、Black Tie White Noiseに繋がっていく、前向きな音に聴こえる。
興味があるものにはとりあえず手を出してみる、試行錯誤してみる、冒険してみる。
大人になってみると分かることだが、ある程度土台の固まった場所から一歩踏み出すということは莫大なエネルギーが必要で、それを生涯にわたってやり続けたDavid Bowieはやはり只者ではないなと再確認した。
いつも新鮮な風を吹き込んでくれてありがとう。
それでは、また次の記事で。